私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
私はハンガーにかけた制服をまた着た
制服は可愛いけど………自分に似合ってるかどうかは分からない………
でも……せっかく雄斗に見せるならいつもより可愛くしたいな………
そう思い、簡単にできるヘアアレンジをした
そして雄斗にもらったヘアピンをつけた
「雄斗ー?」
私はリビングに続くドアから顔だけだした
「おっ!
香音、着れた?」
「うん…………」
「こっちおいで?」
そう言われ雄斗のところへ行った
「どう……かな…?」
「……………………………」
「雄斗…?」
「あっ、ごめん………」
「………どうしたの?」
「…………香音可愛いすぎるんだけど」
「へっ、ちょっ雄斗!?」
急に雄斗に抱きしめられた
「…………奏斗ズルい
こんな可愛い香音とずっと一緒なんて………許せない」
「学校なんだから………仕方ないじゃん…?」
「そうだけど…………てかさ………何で奏斗に写真撮らせてるんだよ………」
「………だって……雄斗に送るって言うから………」
「………もう奏斗に撮らせたらダメだからな…?
あいつ何するか分からないし」
「………分かったよ」