私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

「私は別にいいよ!
 てか、むしろそうしてほしいもん!
 雄斗にずっと抱きしめてもらえるなんて最高!!」

「くっ…………じゃあ!
 香音と話さない!」

「んー?
 雄斗大丈夫?
 絶対、雄斗の方が負ける未来が見える」

「ひどっ!
 俺だってそう決めたら頑張るもん!!」

「頑張るって…………
 絶対雄斗が負ける
 時期が悪かったね」

「時期って………何かあるのか?」

「別にー?
 どうする?
 勝負する?」

「………そこまで言うならやってやる!
 絶対に俺が勝つ!
 それで洗いざらい話させる!」

「おー、頑張れー
 まっ、さすがに必要なことは話そうね?」

「そうだな
 本当に必要なことだけな」

「はーい
 んじゃ、私自分の部屋行ってるから!
 頑張ってねー!」


そして私は自分の部屋に戻った



話せないのは寂しいかもだけど…………

でも私には勉強がある

もともとテスト前だとあまり話せなそうって思ってたから………まっ、いっかなって思ってる

それに私には好都合!

いくら徹夜しても止められないしね!




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