私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
…………………っ
もう……朝か…………
時刻をみると5時
あれから……少しは寝れたな
香音を起こさないようにそっとベッドを出てリビングに行った
着替えをしたり朝ごはんを作ったりした
「……………………………おはょ…………」
気づけばもう6時
すっごい眠そうな香音が出てきた
「おはよ
少しは寝れた?」
「………ぅん……」
凄い辛そう…………
歩くのもフラフラしてておぼつかない
大丈夫なのか?
「香音、体調大丈夫?」
「……………ぅん」
「………今日、休んだら?
フラフラしてるよ?」
「……………だぃ………じょ………ぶ」
「………………香音………無理するな
辛いだろ………もうちょっと寝てこい?」
「………ぃぃ………がっこ………ぃく……….」
「………本当に大丈夫なのか…?」
「………………ぅん………」
「………分かったよ
辛かったらちゃんと奏斗にでも言えよ?」
「…………………ぅん………」
結局、香音は朝ごはんも食べなかった
食欲がないとか………まぁ……あんなに眠そうにしてるもんな……………
香音を心配しつつも俺は仕事のため、香音より先に家を出た