私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「じゃあ俺いれたら?
俺いれたら誰がいい!?」
「…………上岡先生」
「えっ、俺じゃないの!?」
「…………………」
「えー、ショック……
俺、香音と仲良くなれてると思ってたのにー」
「…………雄斗と似てるから………
さっきみたいなことあったら………ダメだし」
「じゃあそれがなかったら?」
「まぁ…………奏斗先生ですかね…………」
「おっ、良かった!
これで怖がられてたらどうしようかと思った」
「それは大丈夫です
奏斗先生は………雄斗と同じで優しいのは分かってますから」
「それなら良かった
まっ、とりあえず次の授業は上岡先生に頼んでみるから」
「お願いします」
「おう
どうする?
もう移動する?」
「…………出来たら………あまりここには……」
「そっか
じゃあ行くか
立てそう?」
「多分」
「じゃあ立ってみて?」
そう言うと香音はゆっくりたった
立ててはいるけど………少しフラフラしてる………
全然大丈夫じゃないだろ………