私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

「香音………いけるか…?」

「……はぃ……」

「…………無理はするなよ」


香音を気にしつつ上に上がった













「香音、ちょっとここで待ってて
 先生呼んでくるから」

「はい…………」




そして職員室に向かった





職員室には上岡先生がいた

「上岡先生、ちょっとよろしいでしょうか?」

「はい、何ですか?」

「香音が………体育で倒れてしまって………」

「えっ!?
 大丈夫なんですか!?」

「本人は大丈夫と言ってますが………ちょっとまだ…………
 でも保健室で休むのは嫌だと言っていて………」

「そうなんですね…………」

「はい………それで空き教室で休ませようと思ってるんですが………俺、次の授業が入っていて………上岡先生に香音を見といてもらえないかなと思いまして………」

< 220 / 529 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop