私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

「それくらい全然いいですよ!」

「すみません………香音が上岡先生がいいと言うので………よろしくお願いします」

「岩本さんがそう言ってくれてるならなおさら行かないとですね!」

「はい………何かあったら3年1組にきてもらえればいるので………」

「分かりました!
 じゃあ、私行ってきますね」




こうして上岡先生に香音を任せ、俺は授業へと向かった

























授業が始まって数十分後



「えー、ここにこれを代入して…………」



生徒に説明をしていると、誰かの叫び声が聞こえた





この声…………絶対香音だよな…………… 



ちょっと様子見てくるか………


「ちょっと様子見てくるから、この問題解いといて」

「はい!」


生徒に指示を出してから香音がいる教室に向かった














コンコン

「上岡先生ー?
 大丈夫ですかー………って、香音!?」

「下山先生!
 ちょっと私じゃ限界です!」

「あっ、代わります!」


教室に入ると香音は自分の手で首をしめようとしていた

目も正気を失っているように見える


それを必死に上岡先生が止めてる


これはどうにかして止めないと


上岡先生から代わったけど………凄い力………


男の俺でも少し気を抜いたら負けそうなくらい…………力が強い

どうして………こんなことに………

「香音、手離せ
 もう止めろ」

「………………………」

「こんなことしたらダメだ
 分かるだろ」

「………………………………」

全然………びくともしない……………

目も………さっきと変わらず………血走ってる

力も全然緩まないし………

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