私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「香音がいなくなったら…………雄斗が悲しむよ………お前は………雄斗の笑顔が好きなんだろ………」
「……………ゆうと…………」
「こんなところで………死んじゃダメだ………
雄斗と……幸せになれよ…………」
「…………ゆう……と…………ゆうと………うわぁ…………!」
そして香音は泣き出した
周りの目も気にせずに…………
泣き止んだ後、そのまま香音は眠りに入った
やっと………落ち着いたか……
香音に申し訳ないと思いつつも床に寝かした
保健室の方が本当はいいんだろうけど…………またこうなるのは嫌だし…………
「下山先生………ありがとうございました」
「いえ………上岡先生こそありがとうございました
最初に止めてくれて…………上岡先生がいなかったら………多分間に合いませんでした…………」