私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
駐車場で上岡先生から荷物をもらい学校を出た
そして香音は起きることなく雄斗の家に着いてしまった
はぁ………どうするかな………
往復するしか………ないか…………
ふと窓の外を見てみると雄斗の車があった
あれ?
雄斗いるの?
まっ、聞いてみるか
プルルルル………………
プルルルル……………
「もしもし?」
「あっ、雄斗?
お前、家にいんの?」
「………………何で知ってるんだよ………」
「家の前に車があるから」
「………………今どこ?」
「雄斗の家の前」
「………………………どうして?
………仕事だろ?」
「香音、連れてきた
まだ寝てるからさー手伝ってくんね?
荷物もあるんだよ」
「……………分かった
ちょっとだけ待ってて」
そこで電話が切れた
そして少しして雄斗が出てきた