私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
学校
~雄斗目線~
奏斗から電話をもらってからは香音のことが心配だった
朝から体調悪そうだったもんな……
香音………大丈夫だといいけど………
そんなことを考えながら授業に向かった
授業が始まって数十分後
「この地方は…………」
フラッ
あっ……………ヤバい……
ガタッ
どうにか机に手をついた
………危なかった………
「下山先生?
大丈夫ですか?」
前に座っていた生徒に心配された
「あぁ………大丈夫」
「先生!
無理しちゃダメですよ!」
「そうですよ!!
休んだ方がいいです!」
「俺達のことは気にせずに!!」
「あのなぁ………それはお前らが授業やりたくないだけだろ?」
「あっ、バレました?」
「バレバレだわ
授業続けるぞ」
「でも………本当に顔色悪いですよ?」
「だよね、それは思った!」
「先生ー、無理はダメですよー」
今度はガチのトーンだ
本当に心配してくれてるんだ……