私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「そっか………」
「雄斗………離れないよね……?
ずっと………一緒だよね…?」
「……………………」
「やだよ………雄斗といたいよ………
お願いだから…………離れるなんて言わないで………」
「香音…………」
「……………………」
「香音………2、3日だけ………家に帰って…………」
「………どうして…?」
「……………ごめん」
「やだ………どうして………」
「…………………………」
「嫌いになっちゃった……?
私といたくない…?」
「違う!
それは絶対にない!」
「じゃあ………どうして…」
「お前のこと好き、大好き
だからこそ………離れよう」
「…………やだ」
「香音…………頼むよ……
お前とのこと………ちゃんと考えたいんだ………」
「…………また戻ってこれる…?」
「戻ってきて
てか、絶対に戻ってこい
絶対に向かいに行くから」
「…………待ってる」
「待ってて………絶対に戻るから……」