私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「まぁ、そんなことあまり話せないよ」
「だよなー
何かきっかけがないとだよなー」
「うん」
「まっ、今知れただけでもいっか!」
「私も話せて良かった!」
「本当?
それなら良かった!」
ガチャ
「おい!
お前ら!」
急にドアが開いたと思ったら奏斗先生が入って来た
しかもめっちゃ怒ってる……
「お前ら何してるんだよ!?
とっくに授業始まってんだぞ!」
「………………………」
「しかも何で屋上にいるんだ!
危ないだろ」
「………ごめんなさい……でも!
佐藤君は悪くないから………私が連れて来ただけだから……怒るなら私だけで……」
「いや!
全部俺のせいです
岩本は何も悪くないです」
「いや、私が!」
「俺だ!」
「お前らうるせぇよ!
どっちが悪いとか聞いてねぇし」
お互いに庇いあっていると奏斗先生に再び怒られた
「お前らさ……ドアの前にチェーンあったよな?」
「「はい……」」
「何でここにいるんだよ」
「「…………………」」
「もういい
先生方心配してるから行くぞ」
そう言われ奏斗先生の後についていった