私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「奏斗先生が…?」
「うん
さっきだって1番走り回ってたし………屋上に続く階段昇ってたっていう情報が入ってからは気づいたら走り出してたもん」
「…………………………」
「だからさ……ちょっと話してみな?
私は先に戻ってるから」
そう言って上岡先生は言ってしまった
「……………香音」
「…………はい」
「ごめんな………」
「……………雄斗は…?」
「雄斗?
俺は知らないぞ
あの日から何も話してない」
「………………………」
「じゃあ………どうして………雄斗は来てくれないの…?」
「………………俺は何も知らない
お前達に何があったのか
でも………俺が何かしたんだよな?」
「………………私、戻りますね」
そう言って返事を待たずに戻った
それからは凄く楽しかった
でも楽しい時はあっという間で………
「岩本、またな」
「うん
佐藤君またね」
私は佐藤君と連絡先を交換してから別れた
交流会はとっても楽しいものになった