私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
そして気づけば12時
そろそろ寝ようかな……
そんなことを考えていると電話がかかってきた
「もしもーし……」
「あっ、奏斗?
今大丈夫?」
「んー………眠い………」
「おう、そうか」
「うわっ、ひどいな
せっかく香音のことみてるのに」
「あー悪かった
ありがとうございます、お兄様」
「よろしい
んで、何の用だ?」
「いや………香音どうかなって」
「あー香音な………一回起きたけどそれから全く
熱も高い」
「そっか………ご飯も無理そう…?」
「無理だろうな
お前じゃないと」
「………………………」
「香音起こしてくる」
「いや、起こすな
寝れてるなら寝かせてやれ」
「…………少しでもお前と話した方がいいと思うぞ
精神的に……香音はきてるから」
「…………絶対に無理には起こすなよ
起きれたらでいいから」
「分かってるよー」
そして寝室へ向かった