私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

「嫌…………寝れないもん……」

「………どうしたら寝れる?」

「………雄斗と一緒………」

「んー……でもまだ風呂も入ってないし……
 すぐに来るから先に寝てて?」

「やだ………寝ない………」

「…………分かったよ
 汗臭いかもだけど大丈夫?」

「うん!」

「ん、嫌だったら言えよ」

そして雄斗もベッドに入って来た


でも少し離れて


いつもならくっついてくれるのに………



だから私からくっついた


「香音……臭いよ?
 だから離れな?」

「やだ………」

「臭くても知らないぞ」

「………臭くないもん………
 雄斗の匂いだもん……」

「………そっか」

そしていつものように抱きしめてくれた



そのままいつの間にか眠りに入っていた































































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