私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「…………………っ」
良く寝たー
久しぶりにこんなに寝れたかも
時計を見ると朝の4時
隣ではまだ気持ち良さそうに寝ている雄斗がいる
寝顔もカッコいい………
ちょっと雄斗の顔を眺めてからベッドを出た
よし!
雄斗にも会えたし、久しぶりによく寝たし勉強頑張ろ!
そしてイヤホンをつけ、勉強を始めた
パタン
どのくらい時間が経ったのだろう
急にテキストを閉じられた
顔を上げると雄斗がいた
「ビックリしたー
雄斗、驚かせないでよ」
「あのなー、俺は声かけたぞ?
香音が全く気づかないだけ」
「…………………そっか」
「…………それだけ?」
「……ん?
まだ何かある?」
「……………………」
「えっ、待って!?
怒らないでよ!?」
雄斗に思いっきり睨まれた
そんな雄斗もカッコいいけど怒られるのはごめんだ