私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

〜雄斗目線〜

まずは………洗濯かな

香音も気にしてたし


そう思い洗面所に行くため、香音の部屋の前を通った時


プルルルル……


この音………電話?

俺のじゃないな……


ってことは………

香音の部屋に入りスマホを見た


……………っ

あいつ………香音と交換したのかよ………


洗濯機に服を入れてから香音のスマホを持って寝室にいった



ガチャ

「香音、電話」

「あっ、雄斗!
 ありがとう!」

香音はもう自力で起き上がれるようになっていた

良かったけど………それよりも…………

「……………………………」

「雄斗…?
 スマホ貸して?」

「……………あいつのところ……行くのか…?」

「あいつ?
 誰?」

「……………佐藤」

「佐藤……………あっ、佐藤君!
 電話、佐藤君からだったの?」

「……………あぁ」

「そうだったんだ!
 雄斗、凄くない!?
 たまたま会ったんだよ!
 しかも佐藤君、めっちゃ頭いい高校だよ!」

「知ってる
 奏斗から聞いた
 お前らが二人仲良く屋上にいたことも………佐藤がまだ香音のことを好きだってことも」
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