私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「………………………」
「朝ご飯食べさせようとしたら…………食べたの戻しちゃったし………今までもこうだったんだなって………
疲れが溜まってるのか今も寝てる」
「………そっか
じゃあ……とりあえず点滴するか
栄養足りてないだろ」
「頼むわ」
「それと………血液検査だな」
そう言って採血をした
そのまま点滴を繋いだ
「じゃ、俺飯食ってくる!
何かあったらスマホに電話して?」
「飯って……まだ食べるのか?」
「だって、あんまり食べてなかったし
それに、この後オペだから
ちゃんと体力つけないとだろ?」
「……………ごめん
そんな時に頼んで………」
「いいって
気にすんなよ!
俺とお前の仲だろ!」
「和田……」
「それに、香音ちゃん可愛いし?
もー、癒しだよー
本当、天使!」
「はっ?
お前黙れ」
「おー、怖っ
んじゃ、そういうことで行ってくる!」
「おー、行ってらー」
そして和田は出て行った