私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「雄斗もまだまだ若いよー!
だから大丈夫!!
一緒に頑張ろ!」
「いや、もう30手前のおじさんだよ
香音と一緒にするな
一緒にやってたらマジで倒れるから」
「……………おじさんじゃないもん
………ずっとかっこいいよ」
「そっか
まぁそう言ってくれるのは香音だけだよ」
「……………雄斗、モテるくせに」
「全然モテないよ?」
「嘘だ………雄斗へのラブレター捨ててあったもん…………」
「…………見たのか…?」
「たまたまゴミを捨てようと思ったら………あった……」
「………まじか
ごめん
見せるつもりじゃなかった」
「………行っちゃうの…?」
「行かないよ
香音とずっと一緒だよ」
「でも………可愛い子いっぱいいるでしょ…?」
「いねぇよ
みんなガキ
ガキには興味ない」
「私もたいして変わらない………」
「香音はガキじゃない
可愛いよ
香音のこと……大好きだよ」
そしてキスをした
「私も大好き!」
そう言って香音も抱きついてきた
もー………本当に可愛いんだから……
その後も香音とゆっくりしながら過ごした