私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
学校
〜香音目線〜
次の日
やっと久しぶりに学校に行ける!
「香音、無理するなよ」
「分かってるよー!」
「本当に分かってるのか…………
まぁ奏斗がいれば心配ないか
テスト、頑張れよ」
「うん!
ありがと!」
「じゃあ行ってきます」
「行ってらっしゃい!
気をつけてね」
「香音もな」
そして雄斗は仕事へと向かった
私もそれから少しして学校に向かった
「…………おはよう」
久しぶりの学校に緊張しながら教室に入った
「あっ、香音ちゃんだ!」
「本当だー!
香音来たー!!」
「香音元気ー?
大丈夫?」
みんな温かく迎えてくれた
緊張しなくても大丈夫だった……
「みんなありがとう!
もう元気だよー!」
そしてみんなの輪の中に入れた
「おはよー」
「おはようございます」
少しすると奏斗先生と上岡先生が来た
「よう、香音
来たか」
「岩本さん、良かった!
顔色も良くなったね!」
「はい!
色々とすみませんでした」
「本当だよ
心配かけさせやがって
仲直りしたのか?」
「しましたよ!
奏斗先生、ありがとうございました!」
「それなら良かった
あっ、放課後残れよ」
「えっ!?
何でですか?」
「昨日、テスト休んだだろ
今日2つやって明日は1つな」
「……………はい」
「じゃ、頑張れよー」
こうして久しぶりの学校が始まった