私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
……………
悩んだ末に私は箸を持った
そしてご飯を少し取って口に入れた
ん…………美味しくない………
「よし、偉い」
そう言われ頭を撫でられた
「やめてください」
「もー、そんなに睨むなって……
一口食べたから後は好きにしろ
俺は約束通り放っておくから」
「じゃ………ご馳走様でした」
そして下膳した
その後もテストを受けた
そして次の日
今日がテスト最終日
放課後に残って最後の科目を終わらせた
「お疲れ様」
「ありがとうございました」
試験監督の先生にお礼を言って教室に荷物を取りに行った
「あれ?
まだいたんだ」
教室には文香がいた
「テストお疲れ」
「ありがとう
文香もお疲れ」
「…………うん…………」
そして文香は黙ってしまった
んー……どうしたんだろ……
「文香?
何かあった?」