私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
家
「ただいまー」
夕方、雄斗が帰ってきた
「雄斗お帰り!!」
そして雄斗に抱きついた
「おぉー……テストお疲れ
これで寝れるな」
そして雄斗も抱きしめてくれた
「ねぇ雄斗?
お願いがあるんだけど……」
「ん?何?」
「………遊園地行きたい」
「いいよ
今度行こうな」
「……………来週の土曜日がいい……」
「その日は飲みに行くって言っただろ?
だから違う日な」
「ダメなの………その日がいい………」
「どうして?
何かあるの?」
「……………………」
「理由言ってくれなきゃ何も出来ない
何もないのに断れないよ」
「………………奏斗先生でしょ
飲みに行くの」
「あぁ………そうだけど
何で知ってるの?」
「奏斗先生が言ってた…………雄斗……お願い……」
「…………理由教えて?
いくら奏斗でも何もないのに断れないよ」
「……………奏斗先生が好き………」
「は?」
「…な子がいる」
「あっ………何だ
びっくりさせるなよ」
「私は雄斗が大好きだよ
ずっと」
「俺もずっと大好きー!」