私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「………だからさ、一緒に出かけたいの………4人で………」
「…………………」
「文香の気持ち………良く分かるんだ………
ずっと……雄斗のこと好きだったから………
だから………応援したい
文香が誘っても………奏斗先生、断るじゃん」
「…………教師だからな」
「雄斗………お願い
協力して………?」
「………………奏斗に想い人がいても……………応援するか…?」
「………………いるの…?」
「…………奏斗には言うなよ
あいつ……あんなんだけど………ずっと想い続けてる人がいるんだ
もう……亡くなってしまったけど……………」
「……………………」
「ごめんな
暗い話して
だから………協力はあまり出来ない」
「…………そっか」
「でもさ、遊園地は行こっか」
「………いいの?」
「俺がただ行きたくなっただけ
せっかくの休みを奏斗と過ごすのはもったいない気がしてきた!」
「雄斗………ありがとう!
大好き!!」
「うん、知ってる!」
「何それ
あと…………その日の夜、文香泊まってもいい?」
「いいよ
ちゃんと寝るなら」