私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
〜雄斗目線〜
はぁ…………何でこうなっちゃったんだろ………
やっぱり連れて来なきゃ良かった………
「お前、何であんなガキといんの?
あんなガキといて何が楽しい?」
「………………………」
我慢………我慢しなきゃ………
凄くムカつくけど…………ここで手を出す訳には………
「何でガキ守ってんの?
お前のせいでガキ殴り損ねたじゃん」
「………………これでもう俺達に関わらないでください」
そして5万を差し出した
「そんなんで足りると思ってんの?」
「…………そんなんだから仕事クビになるんですよ」
「はっ?
何でお前………」
「これくらいあればしばらくはいけますよね?
これで、もう二度と関わらないでください」
ドン
「うっ……………」
「仕返しだ
ガキに伝えろ
母親、綺麗だったぞってな」
「………………………」
無言でお金を置いてその部屋を出た
「ゲホッゲホッ…………」
部屋を出た瞬間、座り込んだ
あいつ………ガチで殴りやがって………
香音を庇った時も痛かったが………それよりも最後の方が…………あぁ!
めっちゃ痛い…….