私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「やっぱり彼女だー!」
「えっ待って、可愛くない!?」
「だろ〜?
俺の彼女、可愛いんだよ〜」
「本当ですね!
下山先生、いつも可愛いって言ってたからどんな人かと思ってたら」
「絶対に写真は見せてくれなかったもんねー」
「こんな可愛い奴、バカな男子に見せられる訳ないだろ」
「確かにー!」
「てか、彼女若くない?
私達とそんな変わらない気が………」
「あー、お前それは気づいちゃダメだよ!
ほら、これやるから忘れろ」
「わっ、チョコだー!」
「ありがとうございます!!」
「おう
これで誰にも言うなよ?
特に男子にはな!?」
「はーい
分かってるよー」
「ならいい
てか、何でお前らここいんの?」
「だって部活休みじゃないですか!」
「滅多にない休みなのに遊ばないわけないじゃないですか!」
「学生なんだから勉強しろ」
「えー、そんなこと言って部活休みにしたの下山先生じゃないですかー!」
「そうですよー
あっ、もしかして彼女とデートするために休みにしたんですかー?」