私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「半分そうだよ
半分はマジで大事な予定」
「そうなんですね
まぁ休みの方が嬉しいですけど!」
「だよね!」
「そうかそうか
これからは休み無しがいいか」
「えっ、無理です!」
「休みましょ?
彼女とデートしてくださいよ!」
「そうだなー
部活やってたらデート出来ねぇな」
「そうですよー」
「デートしないと彼女に捨てられますよー!」
「うわっ
それは困るわー
あっ、お前ら時間大丈夫?」
「あっ、ヤバい!
帰らないと!」
「だね!
先生、じゃーね!
また明日!」
「デート楽しんでね〜!」
「おう
気をつけて帰れよー」
そして女の子二人は帰って行った
「…………………いいな」
「何が?」
「………………あの頃に戻りたい」
「えー、俺はいいかなー
今、こうして香音とデート出来て楽しいし」
「…………………」
そして私の首に触れた
そして、首から下げてあるネックレスを取った
「これ付けよ?
俺も付けるから」
「………………………いい」
「……………右手な
左手は………5年後な」
そして右手の薬指にはめられた
「行こっか
香音を笑顔にさせるから」
そして手を握られ中に入っていった