私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
学校
〜香音目線〜
はぁ…………学校…………
ここからは笑ってないと…………
…………よし!
そして教室に向かった
教室にはまだ誰もいなかった
まぁ早いもんね
私は数学のテキストを出して勉強し始めた
数十分後
「香音?
もう来てたんだ?」
顔を上げるとそこには奏斗先生がいた
「奏斗先生、おはようございます」
「おはよ
今日は早いね」
「はい!
雄斗が送ってくれるって言うので
いつもの時間だと雄斗が遅れちゃいますから」
「そう言うことか……………
その話なんだが………帰りは俺が送る」
「えっ、いや大丈夫です!
一人で帰れます!!」
「雄斗に頼まれたから
何かあるなら雄斗に言え」
「………………奏斗先生仕事あるでしょ?」
「もちろん帰るのは俺の仕事が終わってからだ」
「でも………奏斗先生は先生だよ?
ダメでしょ
生徒送ってたら」
「心配するな
いい考えがある」
「いい考え…?」
「あぁ………香音には暗くなるまで勉強してもらう」
「勉強?
嫌ですよ
せっかくテスト終わったんですから」