私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
〜文香目線〜
「……奏斗先生……」
「何だ?」
今は奏斗先生と二人
観覧車に乗ってる
「あの………今日は…すみませんでした………」
「気にするな
俺も楽しかったから
遊園地久しぶりだなー」
「……………………」
「どうした?
疲れたか?」
「いえ……………」
「大丈夫か?」
「…………………好き」
「ん?」
「…………好きです…………奏斗先生のことが…………」
「……………………」
「ごめんなさい…!
忘れてください…………」
「…………ありがとう
今は………それしか言えない」
「ごめんなさい………迷惑でしたよね………」
そして唇に柔らかいものが触れた
でもすぐに離れた
今………奏斗先生が……………
「今のが…………俺の…気持ちだ
2年後………まだ俺のことを好きでいてくれるなら……………続きを言いたい
ちゃんと…言いたい」
「奏斗……先生…………」
「まぁ無理するな
他の奴好きになっていいから」
「ならないです!
…………待ってて……いいですか?」
「………好きにしろ」
「はい!」
そして私達は観覧車を降りた