私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
〜雄斗目線〜
観覧車を降りると奏斗達がいた
「おう!
お待たせ!」
「お前、やけに上機嫌だな
香音は………寝てるのか?」
「あぁ!
たまにあるんだよな!
時も場所も気にせずガチ寝する時が」
「…………何それ
困るやつじゃね?」
「あー……困った時もあったなー
集会の時寝てたなー
みんな戻るのに一人起きないしさー」
「うわっ………香音やっちゃってるな………」
「だろー?
でもそれがまた可愛いんだよなー」
「そうか
まっ、いいや
んで、何でそんなに機嫌いいんだよ」
「気になる?」
「別に
あっ、何か買ってく?」
「あー、香音寝てるしなー
俺はいいや
文香ちゃんと見てこいよ」
「俺が香音見てるから
二人で行ってきて」
「でも………」
「いいから!
香音に何か買えよ」
声は優しいものの目つきは怖い
これは………合わせておいた方がいいか………
「じゃあ遠慮なく
文香ちゃん、行こ!」
「はい!」
そして文香ちゃんとお土産が売ってるところに行った