私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

〜奏斗目線〜

「……………香音起きてるんだろ
 雄斗行ったぞ」

「………バレてました?」

雄斗と文香が行った後、香音に話しかけた

「………仲直りしたのか?」

「……………やっぱり、雄斗から離れられなかった
 腕の中が………気持ち良いんだ…」

「そうか
 だからあいつ機嫌いいのか」

「…………雄斗優しいよね」

「そうだな
 お前に対しては特別な」

「…………………マジで眠い
 寝ていいですか?」

「いいんじゃね?
 あいつがどうにかするだろ」

「じゃ、寝ます!」

そしてすぐに隣から気持ち良さそうな寝息が聞こえてきた


はぁ………呑気だな………

警戒心っていう言葉ないのかよ………

こんな周りの奴見てるのに………

香音は……無自覚過ぎる…………

お前は…………誰から見ても可愛いと思うんだぞ……


周りの奴らを追い払うために香音の肩を抱き寄せた





「はっ、お前何してるんだよ!」

「違ぇよ!
 周りを見ろ!!」

「……………あっ………
 この無自覚…………」

「ほら、香音は返す
 ちゃんとどうにかしろ
 この無自覚………ヤバすぎるぞ」

「だな…………」

「んじゃ、俺飲み物買って来る!」

そして雄斗達と離れた




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