私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
そしてお土産屋さんにきた
この先………文香が誰を好きになるかは分からない
でも………この日のことを覚えててほしい
そう……思ってしまう
生徒……なのにな
そして買い物をして雄斗達のところへ戻った
「よし、帰るか!」
「おう
あっ、帰りは俺が運転するから
雄斗は後ろで香音とイチャイチャしてろ」
「んなっ!
イチャイチャしねぇよ!」
「ハハっ
文香は助手席でいいだろ?」
「はい!」
「んじゃあ行くか」
俺と文香は手を繋いで
香音は雄斗に抱っこされたまま車に向かった
車に乗り、少し走っていると後ろから二つの寝息が聞こえてきた
「あいつら……寝たな」
「そうですね………」
「文香………可愛いよ」
「えっ……急に何ですか?」
「いや……その………メイク
まだ言えてなかったから…………」
「……………てっきり似合ってないのかと思ってました
香音と雄斗さんは可愛いって言ってくれたけど…………奏斗先生に一番言われたかったから……」
「………可愛いよ
最初は………驚いて言えなかった
それに…………教師だから
立場が邪魔してるんだよ………」