私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「文香、帰ろっか!」
「うん!」
そして私達も教室を後にした
「また明日ね!」
「うん!
バイバイ!」
文香と別れ駐車場へと向かった
駐車場に行くと奏斗先生はまだいなかった
待ってる間に雄斗にメッセージ送ろうかな……
今から帰るということ
そして今までの謝罪
それから感謝
面と向かっては恥ずかしくてなかなか言えないけど………文章でなら
そう思い、メッセージを送った瞬間
奏斗先生から電話がかかってきた
………?
どうしたんだろ………
「……もしも………」
「香音!
今すぐそこから逃げろ!!」
「えっ?
どうしたんですか?」
「いいから!
早く!!」
「本当にどうし……うっ……」
「香音!?
どうした!
大丈夫か!?」
そこでスマホを落としてしまった
お腹が………痛い……
「……やっと見つけた」