私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
〜雄斗目線〜
そろそろ香音帰ってくるかな〜!
そんなことを考えながらご飯を作っていた
そんな時
プルルルル………
「………もしもし?
親父?」
「あぁ、雄斗
久しぶりだな」
「………そうだな
何か用?」
「…………奏斗がうちに運ばれた
今から来れるか?」
「奏斗が!?
分かった、すぐ行く!」
この時、俺はまだ気づいていなかった………
親父とは久しぶりに話した
医者で………今では院長
子供の頃から仕事ばっかで……あまり話した記憶もない
本当は俺か奏斗が継がないといけないんだろうけど…………
二人して教師になった
それに関して親父も何も言わないからいいけど…………
「すみません!
下山奏斗の病室はどこですか?」
病院につき受付で聞いた
「失礼ですが、どのようなご関係で?」
「弟………院長の息子です」
「あぁ!
失礼しました
病室は………特別室になっております」
「ありがとうございます!」
そして奏斗の病室へ向かった