私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
香音のところに向かっている途中、倖輝に電話した
やっぱり……………奏斗が庇ってくれたのは香音だった
「倖輝!」
「下山先生…………」
病院では倖輝がロビーで待っていてくれた
「香音は!?
無事なんだよな!?」
「……………今夜が山場だろうと…………」
「……………………」
「香音…………結構刺されたみたいで…………出血も酷く…………後一回でも刺されていたら………手遅れだっただろうと………」
「そう………だったのか…………」
「……………俺は帰りますけど…………会っていきますか?」
「……………そうする」
そして倖輝と別れ香音の病室に向かった
コンコン
ガラッ
「香音………………」
香音は身体中包帯で巻かれていた
それに色々な機械もついている
「香音…………頑張れ………
奏斗も頑張ってるから…………二人とも戻っていよ…………」
そして香音の手を握った