私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「か……のん………香音………………何でだよ………………何で…………こんなことに…………………」
「……………………」
「嫌だよ……………目覚まして…………………好きって言ってくれよ……………………なぁ……香音………………」
俺は香音の手を握りながら泣いた
奏斗にも………申し訳なかった……………
俺が…………あんなことを頼んだから……………奏斗まで巻き込んでしまった………
奏斗………ごめんな………
香音のこと…………守ってくれてありがとな…………
香音…………頑張れ…………
絶対……目覚まして………………
いつまでも待ってるから…………
ずっと……待ってるから………
そして朝まで香音と一緒にいた