私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「そうなんだよ………
香音、認めなくてもいいからさ……香音は可愛いってことだけ頭の片隅とかに入れといて?」
「………無理?
だって私、本当に可愛くないもん!
例え、今は頭の片隅に入れてもまた明日には忘れてるし」
「…………奏斗……頼んだぞ
もうダメだわ…………」
「だな………」
………この二人、何を言ってるんだろ?
さっきから可愛いって言われても…………全然ピンとこない
雄斗も頭抱えてる感じだし…………
まっ、いっか!
ご飯食べよー!
そして再びご飯を食べ始めた
そして食べ終わった
片付けも終わり、奏斗先生と向かい合った
「香音、学校のことだが………行きたいか…?」
「……はい」
「……………留年することに………どう思ってる?」
「………やっぱり……しないと無理ですか…?」
「………………香音が頑張れば回避出来なくもない
ただそれには相当頑張らないと………」
「………私…頑張る
留年は………したくない
せっかくみんなと仲良くなれたのに………」
「そう……だよな………
でも………勉強を詰め込むことになるけど……大丈夫か?」