私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
家
「雄斗ただいま〜!」
家に着くなり雄斗に抱きついた
「おう
香音おかえり」
「んー、雄斗甘い匂いする」
「さっきまで作ってたからな」
「えっ、もう出来たの!?」
「あぁ
今冷やしてる
だから夜食べような」
「うん!!
めっちゃ楽しみ!」
「楽しみにしとけ
それまで少し寝てたら?
顔が疲れてるぞ?」
「んー………起きてる」
「…………寝てきな?
明日学校行くんだろ?」
「…………雄斗がギュッてしてくれたら寝る」
「今してるじゃん」
「じゃあこのまま寝て良い?」
「いいけど………寝たらベッドに運ぶぞ?」
「いいよ………寝るまで雄斗と一緒………」
「ん、分かったよ
香音おやすみ」
雄斗に頭を撫でられたのを最後に私は眠りに入った