私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
数時間後
「………雄…斗………」
「おぉー、起きたか?」
香音が寝室から出てきた
出てきたのはいいけど………
「香音、起きてる?」
「ん…………」
そして唇に触れる柔らかい物
「……っ!
香音!?
奏斗いるぞ?」
慌てて香音を離した
「…………………」
「おーい、香音ー?」
「………………………」
香音を覗き込むとまた眠っていた
「この………寝ぼけやがって…………」
「ハハっ、香音大胆だな」
「奏斗、忘れろよ?」
「えー、せっかく良い物見たのに
面白かったぞ?」
「面白くねぇし!
寝ぼけてやられても複雑なんてすけど………」
「あーあ
一歩間違えれば俺だったのになー」
「………っ!
絶対させねぇ!
意地でも止めてやる!!」
「あー、でも文香の方が嬉しいなー」
「文香ちゃんにしてもらえ
香音は許さん」
「文香もアウトだろ
生徒だぞ?」
「俺に言うか?
香音も生徒だったんだが?」
「あっ、そう言えば!
中学生に手を出したロリコンじゃん!」
「うるせぇ!
奏斗も似たようなもんだろ」