私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「ご飯……いい………」
「どうした?
体調悪い?」
「ううん………お腹空いてないだけ」
「香音………ケーキは食べれる?」
「うん!
それは食べる!!」
「分かった
じゃあ先にそっち食べようか!
奏斗もいいよな?」
「俺は何でも」
「じゃ、そうしよっか
香音待ってろよ」
そしてケーキを運んだ
「香音、誕生日おめでとう!!」
「えっ、何これ!?
凄すぎ!!」
「だから言っただろ
雄斗は何でも出来るって
香音、家事とか全部雄斗に任せておけば大丈夫だぞ」
「ですね!!
てか、こんなに上手なら毎年作ってほしい…!」
「香音の望みなら毎年作ってやるぞ」
「えっ、本当!?
やったー!!」
「香音の喜ぶ顔が見れるなら全然作るよ」
「雄斗ありがとう!
凄く嬉しい!!」
「なら良かった」
「うん!
奏斗先生もありがとう
こんな幸せな未来をくれて」
「そうだな………奏斗、俺からもありがとう
香音とまたこうして過ごせて本当に良かった
奏斗には………感謝してもしきれない」
「…………まぁ俺は二人が幸せになってくれれば充分だよ
香音、俺のバカな弟をこれからもよろしくな」
「はい!
こちらこそ!」
「よし、雄斗ケーキ!
早く食べたい!!
美味そうで待ちきれない!!」