私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

「まぁお前は嬉しいんじゃねぇの?
 香音がくっついてくれるのは」

「………………頼られるのは嬉しい
 でも…………香音が恐怖心を持ってるのは辛い
 ただ純粋に好きでくっついてくれるなら良かったよ………」

「そっか…………
 まぁお前といるのが安心するんだよ
 香音にとって………何よりもお前がいる時が
 香音が求めてくる時くらい……付き合ってやれよ」

「あぁ………ってことで、香音のところにいるから
 何かあったら呼んで
 帰りたくなったら勝手に帰ってくれ」

「おう
 もう少ししたら帰るわ」

「ん」

そして俺は香音のところへ行った



香音………

ごめんな…………

辛いならそう言っていいんだぞ………

ずっとお前の側にいるから………

いくらでも抱きしめてやるから………


香音………


ちゃんと吐き出して………



一人で溜め込まないでよ………











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