私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「俺もそう思うよ
あいつら見てると…………俺も嬉しくなる
文香には凄い申し訳ないことしたと思ってるけど………香音を守れて良かったって思う」
「奏斗先生、ありがとう
香音を助けてくれて
奏斗先生なら…………分かるよね…?
私にとって……香音がどういう存在か」
「………なんとなくは
香音が来てから文香、明るくなった」
「………ちょっと浮いてたでしょ?
あの3人となじめなくて
でも…………香音とはすぐに仲良くなれた
香音なら…………他の3人とも仲良くなれたらずなのに………私を選んでくれた
香音のおかげで………楽しい学校生活になったんだ」
「………香音に初めて会った時
こいつなら文香を変えてくれるかもしれないって思ったよ
それが香音を引き入れたかった1番の理由かな」
「…………そうだったんだ………」
「予想通り、香音は文香を変えてくれた
こうして文香とも繋げてくれた
香音には…………凄く感謝してる
だから………雄斗と幸せになってほしい」
「……私も
あの二人、お互い凄く大切に想ってるのが分かる」
「だよなー」