私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「………………奏斗先生がいない3ヶ月
凄く寂しかったし怖かった
このまま目が覚めないんじゃないかって…………」
「…………心配かけてごめんな
もう大丈夫だから」
「私の方こそごめん………
ずっと避けてた………」
「……………何で避けてたの?
復帰したら避けられて………正直傷ついた」
「ごめん……………どう接していいのか分からなくて………
奏斗先生と話しても……上手く笑える自信なかったから…………」
「………そっか
まぁいいんだ
こうしてまた話せたから」
「奏斗先生…………」
「…………良かったら俺の家来ない?
まだ話したいことあるし………あいつらはもう二人の世界って感じだし」
「………いいんですか?」
「おう
来てくれたら嬉しいな」
「行きます!
奏斗先生の家行きたい!」
「じゃあ行くか!
雄斗ー!」
「…………んだよ?」
「俺たち帰るから」
「えっ、文香行っちゃうの!?」
「香音、ごめんね
雄斗さんと仲良くねー」
「…………そっか
奏斗先生!
文香泣かせたら許さないからね!!」
「泣かせねぇよ
じゃあな」
そして奏斗先生と一緒に家を出た