私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編


「いいよ………奏斗先生なら………」


そして少しスカートを捲ってくれた



「………ごめんね
 こんなの……嫌でしょ………」

「嫌じゃない
 文香は文香だ
 それにそんなこといったら………俺も傷あるし…………」

「そう……なの…?」

「あぁ………さすがに残っちゃうって」

「…………見たい」

「あー…………別にいいんどけど…………まだやめといた方が…………
 俺自信は背中だからあまり見えないんだけど……………病院で雄斗がこの傷見た時に息を呑んでたから………まだ刺激が強いかも」

「…………そっか…………」

「だから…………触るだけな?
 まだ見ない方がいいよ」

「………分かった……」

そして奏斗先生は私の手を服の中に入れてくれた


見なくても分かる………


傷跡…………



結構大きい…………


「奏斗先生…………」

「ん?
 俺のこと嫌になった…?」

「……大好き…!」

そして後ろから抱きしめた

「文香…………傷跡はさ、もう仕方ないけどさ…………俺はどんな文香でも大好きだから」

「ありがと…………」

「ん、それに俺達おそろい!
 傷跡
 あと香音ともお揃いだな!」

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