私の人生を変えてくれた人  ~もし君が生きてたら~ 前編

「ハァハァハァ……うえ…おか……ハァハァハァハァハァ……せんせ……ハァハァハァハァハァハァハァ………」

「そう
 だから大丈夫
 出たくなくてもせめて鍵だけは開けて?」

「ハァハァハァハァハァハァ………ゆ…と……ハァハァハァハァハァハァ………」


私は残っていた力を振り絞りどうにか立ち上がり、個室から出た

「おっと、岩本さん大丈夫?」

倒れそうになったのを上岡先生が受け止めてくれた

「ハァハァハァハァハァ……ゆぅ……と………ハァハァハァハァハァハァハァ……」

「大丈夫
 もう大丈夫だから
 安心して?」

「ハァハァハァ……うん……ハァハァハァ」

「なるべく早く帰るから
 何かあったらいつでも連絡して?
 出来るだけ気づくようにするから」

「ハァハァハァハァハァ……分かった……ハァハァハァハァハァハァハァハァ………」

「ごめんな………側にいてやれなくて
 あと少しだけ頑張ろうな」

「うん………ハァハァハァハァハァハァハァ……」


そして私は眠りに入った

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