私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
家
「………………っん」
俺はゆっくりと目を開けた
周りは明るかった
もう……朝か……………
久しぶりに良く寝れたー!
香音はまだ寝ていた
良く見るとうっすら涙の跡があった
香音………寝てても泣いてるのか………
きっと……いい夢ではなかったのかな………
俺は香音を起こさないようにスマホをとった
何か連絡は…………………っ!
嘘だろ…………よりによって……何で今日なんだ………
スマホを開くと呼び出しがきていた
急ぎで話し合いたいことがあるようで昼から会議をやるらしい
こういう呼び出しはあまりない
ある時は何か問題が起こった時
そうそうないんだけどな……………何で今日なんだよ………
香音がいるのに……………
俺は寝室を出て電話をかけた
プルルルル…………
「もしもし?」
数コールの後に出てくれた
「あっ、高梨先生朝からすみません……」