私の人生を変えてくれた人 ~もし君が生きてたら~ 前編
「いえ、大丈夫ですよー
何かありました?」
「あのー、メール見たんですけど………今日、会議があると…………」
「みたいですね………急すぎますよね
まぁ教師なんて日曜もほとんどの人が学校にいますけど」
「ですよね………………今日の会議………絶対に出ないとダメですかね…?」
「まぁそうですね
校長先生からの呼び出しですし……月曜日まで待てないほどのことが起こったってことだと思いますしね」
「ですよねー………」
「何かありました?」
「えぇ……ちょっとまぁ……色々………」
「……雄斗?」
後ろから香音の声が聞こえた
「あっ、香音
高梨先生、ちょっとすみません……」
高梨先生に断りを入れ香音のところへ行った
「香音、おはよ
大丈夫か?」
「おはよ
大丈夫だよー
雄斗こそ電話大丈夫?
仕事?」
「あぁちょっとな
ちょっとだけ待っててくれ」
「ゆっくりでいいよ
私、待ってるから」
「ありがとう
テレビでも見といて」
香音の頭を撫でてから電話を持ち直した
「高梨先生、すみません
お待たせしました………」
「全然大丈夫ですよ
……………彼女さん来てるんですか?」