どんな恋でも繋いでみせます!
「いや、あれはどうしても優勝したかった目的があって……」
「じゃあ今年も優勝するためにいっぱい点数入れてね!」
そう言うと、右目だけをパッチリと瞑りキレイなウインクをしてから、世莉は黒板のバスケのとこに私と紗良の名前を書いた。
私は膨大なため息をついて、目の前の現実を受け入れるしかなかった。
「そういえば、確かに去年めちゃくちゃ本気でバスケしてたよね?どうしても優勝したかった目的ってなに?」
紗良は私の瞳から心の中を見透かそうと目を細めて聞いてくる。
そんな綺麗な目から逃れるように、そっと目を逸らした。
「クラスマッチ始まる前は、適度に頑張るって言ってたのに、準決勝くらいから急に本気出したよね?」
「……え?ずっと本気だったよ?」
「それに、優勝して景品で貰った購買券3千円分を凛が使ってるところ1度も見てないんだけど、あれどうしたの?」
「期限は卒業するまでだから、まだ使わずに持ってるけど?な、なんでそんなこと聞くの?」
「本当は誰かにあげる約束とかしてたんじゃないの?だって、購買券貰ったあとすぐに凛どこかへと消えたじゃん」
「……トイレ行ってただけじゃない?」
答えても次から次へと質問が迫ってくるので、無意識的に身体を後ろへと引き、紗良から距離を取る。
「じゃあ今年も優勝するためにいっぱい点数入れてね!」
そう言うと、右目だけをパッチリと瞑りキレイなウインクをしてから、世莉は黒板のバスケのとこに私と紗良の名前を書いた。
私は膨大なため息をついて、目の前の現実を受け入れるしかなかった。
「そういえば、確かに去年めちゃくちゃ本気でバスケしてたよね?どうしても優勝したかった目的ってなに?」
紗良は私の瞳から心の中を見透かそうと目を細めて聞いてくる。
そんな綺麗な目から逃れるように、そっと目を逸らした。
「クラスマッチ始まる前は、適度に頑張るって言ってたのに、準決勝くらいから急に本気出したよね?」
「……え?ずっと本気だったよ?」
「それに、優勝して景品で貰った購買券3千円分を凛が使ってるところ1度も見てないんだけど、あれどうしたの?」
「期限は卒業するまでだから、まだ使わずに持ってるけど?な、なんでそんなこと聞くの?」
「本当は誰かにあげる約束とかしてたんじゃないの?だって、購買券貰ったあとすぐに凛どこかへと消えたじゃん」
「……トイレ行ってただけじゃない?」
答えても次から次へと質問が迫ってくるので、無意識的に身体を後ろへと引き、紗良から距離を取る。