どんな恋でも繋いでみせます！

千崎くんはまだ紗良に告白しないのだろうか。

もしかしたら、勇気を出せないのかも。

脈アリだってちゃんと教えたのに、それでも告白を躊躇ってしまうなんて、さすがにヘタレすぎるよ。



「ねぇ、紗良」

「あっ、倫太郎がシュートした。あっごめん、なに？」

「最近千崎くんと2人っきりで話したりした？それか2人っきりで話す約束してるとか」



もう2人のこれからは2人の流れに任せるつもりで、私は口出ししないと決めていた。

だけど、やっぱり気になるものは気になる。



「いや、そんな約束はしてないけど」

「……そっか」

「でも、2人っきりで少し話はしたよ」



え？話をしたの？

じゃあ、2人は、もう付き合ってるの……？