どんな恋でも繋いでみせます!
好きになってごめん
クラスマッチ当日の朝は、身体の違和感から始まった。
一晩中、浅い眠りばかりを繰り返していたせいか、身体がダルい、とにかくダルい。
ろくに朝ご飯も食べずに家を出たからか、クラスマッチの緊張にやられたのか、薬の飲みすぎなのか、とにかく身体が最悪だ。
少し熱っぽいような気がして額に手を当てるが、自分ではよくわからなかった。
それでも朝から始まるクラスマッチのため、来て早々制服から体操服に着替える。
どこのクラスもやる気に満ち溢れていて、私が1人身体のダルさを感じていても誰の目にも入らない。
「凛!絶対優勝しようね!凛のシュートにかかってるんだから!」
朝から暑苦しいほどの世莉のテンションに、あはは、と乾いた笑みで流す。
解熱鎮痛剤を飲んでいるおかげで、身体はダルいがなんとか動けそうだ。
昨日からの腹痛も和らいではいる。