どんな恋でも繋いでみせます!
「瑠衣のことなら何でもお見通しなんだよ。1年の頃から瑠衣がサラランのこと気になってることも、瑠衣がリンリンに恋のキューピット頼んで仲良くなろうとしていたことも」

「……まじ、で?」

「大マジだよ。それで?」

「え?」

「気づいちゃった?自分の気持ちに」



倫太郎には、全て見透かされていた。

俺が填本を好きなことも、全て。



「伝えねぇの?」

「……迷惑、だろ。今まで散々迷惑かけたし、これ以上困らせたくないって言うか……」

「アホかっ!」



自信なさげに語尾が消える俺の言葉を、ぶった斬る勢いで倫太郎が怒鳴った。

普段滅多に怒らない倫太郎は、眉を吊り上げて鋭く睨んでくる。

めちゃくちゃアホな倫太郎に、アホ扱いされたことに腹が立つが、倫太郎は有無も言わせず俺の肩をグーパンチする。


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