どんな恋でも繋いでみせます!
「待って!」
去年のクラスマッチの出来事を話す俺に、堪らず待ったをかける柏木に驚いて口を閉じる。
柏木は首を傾げながら、顔を顰めていた。
その表情の意味がわからず、俺もまた首を傾げる。
「ごめん、それ、私じゃない、と思う……」
「は?」
「去年のクラスマッチずっと保健室にいたから。朝からお腹下しちゃって、保健室で休んでたの。だからクラスマッチは出てないし、千崎にも話しかけてない」
そう言われて、頭の中が真っ白になる。
そんなはずはない、と首を振った。
「だって、体操服の名前見た時、柏木って……」
「あっ、いや、待って。
あの日、体操服貸したの。ちょっと肌寒くて長袖貸して欲しいって言われて」
「……だ、誰に?」
無意識に身構えて、柏木の言葉を生唾を飲んで待つ。
去年のクラスマッチの出来事を話す俺に、堪らず待ったをかける柏木に驚いて口を閉じる。
柏木は首を傾げながら、顔を顰めていた。
その表情の意味がわからず、俺もまた首を傾げる。
「ごめん、それ、私じゃない、と思う……」
「は?」
「去年のクラスマッチずっと保健室にいたから。朝からお腹下しちゃって、保健室で休んでたの。だからクラスマッチは出てないし、千崎にも話しかけてない」
そう言われて、頭の中が真っ白になる。
そんなはずはない、と首を振った。
「だって、体操服の名前見た時、柏木って……」
「あっ、いや、待って。
あの日、体操服貸したの。ちょっと肌寒くて長袖貸して欲しいって言われて」
「……だ、誰に?」
無意識に身構えて、柏木の言葉を生唾を飲んで待つ。